アカデミー代表の想い
整体・マッサージ・柔道整復師等の違い
この違いはとてもわかりにくく業界の人間以外にはほとんど理解できないと思います。
まず、業界には国家資格を持つ人がいます。
それは
按摩マッサージ指圧師
鍼師
灸師
柔道整復師
です。
そして民間資格として
整体師
カイロプラクター
リフレクソロジスト
セラピスト
などがあります。
何が何をやっている人なのかよくわからないと思います。
まずはこのあたりをお伝えしましょう。
「按摩マッサージ指圧」で一つの資格です。マッサージ師だけという名称はありません。「あまし師」と略することもあります。
3年間かけて平均500万円ほどかかります。国家資格になりますが、国家試験では実技試験はありません。
基本的には学ぶことの7割ー8割ほどが座学になります。
その中で「按摩」と「マッサージ」と「指圧」の技術も少しずつ学びます。
ざっくり説明すると按摩は「揉む」技術。マッサージは「オイルなどの滑材を使って肌に擦る」技術。指圧は「圧す」技術です。
私達の教える深層筋アプローチは「指圧」をベースにしている技術です。
学校は按摩マッサージ指圧師と同じく3年の時間とやはり500万円ほどかけて学びます。
鍼とはいってもいろいろな考え方で打つ方がいるのでその方法論は複雑です。
鍼師と同じ学校で同じ勉強の中で学びます。しかしテストは別なので、片方が合格して片方が落ちる、ということがありえます。
灸師が通常行うお灸の多くはとても小さくお米の半分ほどにして使うことが多いです。
最近はやけどをさせるようなことはほとんどされていません。
いわゆる接骨院、整骨院で施術をする人達です。柔道のケガを整復することが起源になります。略して柔整師とも言われます。
ですので、急性の外傷が対象になります。保険を利用することができます。(あまし師、鍼灸師も一部使えますが)
実際は外傷の患者さんは整形外科(医師)のところに行くことが多いので自由診療を併用している院も多くなってきました。
あまし師や鍼灸師と同じ学校の違う科、というところが多いです。
国家資格がないと人の体に施術をしてはいけないということはなく、ずいぶん昔の判例で「あり」とされています。
また国家資格をもって仕事をすると広告制限が厳しく金額すら明記することができないので非常に不自由でもあります。
また、「整体」という言葉がカイロプラクティックのようなイメージがあります。
日本のカイロプラクターが「整体師」を名乗ることもありますし、他のいろいろな手技を使う方が整体師を名乗ります。
実は少し便利な言葉で「国家資格がない施術者」のことを指すこともあります。
ただ、国家資格がないからといって技術が未熟ということではありません。
民間の資格です。いわゆる認定資格です。
アメリカ発祥の技術で脊椎に対して調整を行うものです。アメリカではドクターと同等ですが、日本では国家資格にはなっていないので、これもやはり民間の認定資格になります。
割りと新しい技術で足裏にあるとされる反射区を利用した技術です。オイルなどを使って刺激していきます。こちらも認定資格です。
これも整体師と同様に便利な言葉で、多くのものを包括する言葉です。セラピストといっても何か特定の手技が思い浮かびません。
多くはボディケア、もみほぐし、というような技術を使います。
業界的には整体師とセラピストはほぼ同じと考えられます。
私達の施術を行うセラピストのことで他の技術と区別するべくこのように呼称しています。
指圧の手技をベースにしていますが、明らかに持続の時間が長いです。指圧でも「持続圧」という原則がありますが、実はそれほど持続をしません。
その他多くを包括し、また区別する言葉がありますが、挙げていくときりがないので、割りとメジャーな言葉と自分のところの技術の名前を選んでみました。
このようにいろいろな言い方がありますが、何が良くて何が悪いというのは非常に判断しにくいところです。
最終的には自分に合う施術を選んでもらう。ということになるでしょう。
しかし少なくてもこのあたりの違いを認識しながらどの資格を取るのかを考えないといけないと思います。